中央アルプスでトレーニング?!

海の日の三連休は、同じ会のK谷さんと中央アルプスに行ってきました。
『摺鉢窪避難小屋に泊まる』というのが今回の山行の最大の目的です。

梅雨末期という事で、元々あまり天気は期待していませんでしたが
予想以上の悪さに「今回はトレーニング山行だ!」と開き直る二人でした…(^^;)

■山 域 中央アルプス・越百山~空木岳
■日 程 7月14日(土)~16日(月)
■参 加 2名
■天 気 14日 曇り時々晴れ、15日 曇り、16日 曇り時々雨のち晴れ
■行 程
14日:登山口7:30→下のコル9:10→上の水場11:20→越百小屋12:40
15日:越百小屋8:20→越百山9:20→仙涯嶺11:20→南駒ヶ岳13:30→
   避難小屋分岐14:10→摺鉢窪避難小屋14:30
16日:摺鉢窪避難小屋5:15→赤梛岳6:05→空木岳7:25→木曽殿山荘8:50→
   7合目11:05→吊り橋(6合目)11:50→うさぎ平13:00→
   金沢土場(4合目)13:35→登山口15:10

●14日(一日目)
夜中、中央道→国道19号線と走って道の駅大桑へ向かう。
その間、ずっと雨が降っていて、翌朝の天気は大丈夫か気になる。
道の駅大桑で仮眠後、朝起きると雨はやんでいた。
とりあえず大丈夫そうという事で、伊奈川ダム登山口駐車場へ向かう。
登山口を示す道標の文字が小さく、道を間違えそうになったり
途中、さっき起きたばかりであろう落石に道を塞がれたりしましたが
なんとか登山口駐車場に到着。
ここは50台ほど停められるようですが、この時はまだ5台ほど。
この天気(曇り空)なら登山者は少なそう。
この日の予定は越百小屋までと短めなので、のんびり用意していると
後から来た数パーティーが先に出発していった。

さて、登山開始。
初めの数十分は平坦な林道歩き。ウォーミングアップにちょうど良かった。
出てすぐにT字路で、左に行くと空木岳。右に行くと越百山。という事で右へ。
林道から登山道に入ると尾根目指して九十九折れの道が続いて一気に高度を上げる。
雨上がりで蒸し暑い中、順調に高度を上げていく。
行動時間は5時間ほどの予定ですが、高度差は1400mほどと中々のもの。
一日目は小屋泊ですが、二日目が避難小屋泊なので、テント以外の装備は持っているし
私は要らんもん(一眼レフ)や補助ロープやらで意外とあんまり軽量化が出来ていなかった。
越百小屋手前の水場で二日目の水を汲むとさらに重くなった(^^;)
まあ、ボッカトレと思えばいいか。
ブツブツ言いながら歩いているうちに越百小屋に到着。のんびりと歩いたのに、まだ昼過ぎ!
この時点での先客は単独行の男性一人だけ。
ここ越百小屋からは越百山や南駒ヶ岳が見えるらしいのだが、周りはガスで視界はない…。
外にいると寒いので小屋の中に入って、ストーブの前でのんびりしました。
そこに、おしるこのサービスが。暖かくて美味しかったです。

この小屋の経営は夫婦お二人でされているんですが、小さい小屋ならではのアットホームな
雰囲気とサービスで、中々人気があり、リピーターも多いと聞きます。
外観も大変こじんまりとしていますが、建物内部の構造を色々と工夫されており
最大で30名まで泊まれるようになっています。
この日の宿泊客は11名との事。やはり天気の影響か、少なめでした。

おしるこをいただいた後、まだまだ時間があるので、ビールを飲みながらウダウダ過ごす。
K谷さんが今後行きたい山の話しをしていたので、それを私が話半分に聞いたり(^^)
私の真面目な話しを空耳を使って全く聞こうとしないK谷さん。扱い悪いで(^^;)
そうこうしていると外のガスが取れて、晴れてきました!
皆さん、小屋の中から出て、写真撮影を始める。私も一眼レフを取り出して撮影。
明日歩く予定の越百山から南駒ヶ岳の稜線がバッチリと見えました。

明日、向かう予定の南駒ヶ岳が見える。


越百小屋外観。


夕食は豪華でした。
てんぷらとおでん、ほかにポテトサラダや漬け物など。
う~ん、なんか文字にすると普通の感じやなぁ…。
でも山小屋で食べる食事としては分量も多いし、味も美味しかったです。
食後は、豆から挽いた本格的なコーヒーのサービス。
普通の山小屋なら別料金を取っても全然おかしくないんですが、この小屋では
こういうサービスも全部込みとなっています。良心的です。
ただ、このコーヒー。本格的すぎる故に、作るのに時間が掛かってしまって
消灯時間(なんと19時)に間に合わなかった(^^;)
食べて、飲んで、すぐ寝る、といった感じ。

●15日(二日目)
朝食は5時。早っ。でも、しっかりとおかわりをいただく。
外を見てみると、雨は降っていないが、ガスガスで視界は良くない様子。
この日も行動時間は短い(5時間ほどの予定)ので、天気が好天する事を期待して
小屋の中でのんびりしていると、またまた美味しいコーヒーのサービスが。
朝仕様という事で濃い目のを入れてくれました。ごちそうさまでした。

さて、天気は一向に良くならないが、そろそろ時間なので出発しようとしていると
先に出発した男女二人組が小屋に戻ってきた。
理由を聞いてみると「越百山から先の稜線はものすごい風だったので引き返してきた」との事。
やっぱり稜線は強風なのか…。いややなぁ。
6年前の白馬岳山行の事(低体温症で体調不良になった)を思い出して、かなり憂鬱になる。
そんな気分に追い討ちをかけるかのように、出発してすぐ、木の根っこで滑って転んでしまった(^^;)
でん部を強打して痛い…。足も軽くねじってしまったが、歩くのには支障なさそう。
さらに気分を落としながら黙々と歩く。越百山までは樹林帯の中なので、風はない。
途中ですれ違った人に「この先、地獄のような強風だよ」と言われ、ちょっとビビる。
そして越百山手前の稜線に出た途端、西(左)からものすごい風!ガスで視界も悪い。
越百山で休憩後、覚悟を決めて、強風の中へ。
この先の稜線、ずっと同じ光景が続く。強風とガスで視界はほぼゼロ。
やせ尾根では東側(右)に落ちないように踏ん張って歩く。
常に踏ん張っているからか、膝から下の筋肉(ふくらはぎとか)が疲れる。
この山域は花崗岩で出来ていて、稜線は岩稜帯も結構多い。
晴れていれば高度感のある快適な稜線歩きが出来ただろうに残念だ。
ガスっていると、ルートファインディングも中々大変だ。時々、間違えそうになりながら進む。

稜線は岩稜帯が続く。


切り立ったところもあるが歩きやすい。


予定の時間よりオーバーしましたが、ようやく摺鉢窪カールに降りる分岐に到着。
これでやっとあの強風から解放される(^^)
雨には殆ど降られませんでしたが、湿った風の中を歩き続けたので、全身ずぶ濡れです。

カールを下る事20分。憧れの摺鉢窪避難小屋に到着!!
綺麗な小屋で、外にあるトイレも綺麗に使われていました。
ここは百間ナギという大崩落地帯のすぐ脇にある小屋で、いずれはこの崩落に飲み込まれて
消滅してしまう運命にある小屋です。
実際に崩落地は小屋まで20mほどのところにまで迫っており、無くなる前に泊まれて良かった(^^)
この日の宿泊者は14名と思ったよりも盛況でした。意外と人気のある避難小屋ですね。

摺鉢窪避難小屋に到着。


摺鉢窪カールはガスに包まれていて全景を見る事は出来ませんでしたが
噂通りのお花畑が広がっていました。

●16日(三日目)
この日こそ好天を期待したが、叶わず…。
3時起床、4時出発の予定でしたが、外は雨が降って強風も吹いているようだ。
テンションも上がらないし、少し外が明るくなるまで出発を順延する事に。
しかし待っていても好天する兆しはなく、結局ガスの中、出発する事になりました。
雨が降っていないのだけが幸い。

その後の木曽殿山荘までの稜線歩きは昨日と同じ。
西(左)からの強風とガスで視界ゼロの中を歩く。
途中の空木岳山頂でも視界は無し。残念…。

三日目もこの通り…。


木曽殿山荘で休憩した後は金沢土場(4合目)を目指して下るだけ。
先ほどまでの稜線から外れた途端、嘘みたいにガスと強風は収まった。
さっきまでは低体温症になるんじゃないかというぐらい寒かったのに
今度は風もなく、蒸し暑くなってきた。
吊り橋(6合目)まで下ると太陽の日差しがかなり暑い…。
K谷さんは「稜線の風と二で割ったら、ちょうどいいのに」とか言いながら歩いていました(^^)
金沢土場(4合目)手前のうさぎ平まで下ると登山道は終わり。後は林道歩きだけ。
でも結構長い林道歩きでした。そして無事、駐車場まで帰ってこれました。

この三日目、文章は短いけど、実は行動時間はこの日が一番長いのでした。

K谷さん、三日間大変な天候の中、よく歩きましたね。
お疲れ様でした。懲りずにまたお願いします(^^)

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